市民本位・市民自治の市政を!

2021年8月22日横浜市長選挙の山中竹春候補の当選について

1 今回の市長選挙は立憲民主党が推薦し日本共産党などが応援した前横浜立大学教授の山中竹春氏が他の候補者を抑えて当選しました。今回の選挙は「カジノの是非を決める横浜市民の会」の住民投票を求める署名運動を引きついだ「カジノの反対の市長を誕生させる横浜市民の会」、横浜港ハーバーリゾート協会、各区民の会などの市民団体と、立憲民主党・日本共産党・社会民主党・緑の党・新社会党などの野党が共同した成果です。

2 今回の選挙は前林市長が2019年8月22日に突然「IRカジノ」を誘致する表明を行い、多くの市民の怒りが爆発する中で、私たちは「カジノの是非を決める横浜市民の会」を結成し、新型コロナウイルスの感染拡大のなかでも住民投票条例制定を求める署名運動を行いました。私たちは、法定数の3倍を超える19万3193筆の有効署名を集めて直接請求を行ない、2021年1月6日から8日に臨時市議会が開かれました、しかし、自民党・公明党の与党51人の反対、立憲・無所属フォーラム20人、日本共産党9人、一人会派の5人の賛成34人という少数で否決されました。19万以上の市民が求めた住民投票条例案を否決した市長と市議会与党への怒りが広がるなか、住民投票を求める運動を継承発展した「カジノ反対の市長を誕生させる横浜市民の会」が結成されました。市民の市長をつくる会とカジノ誘致反対横浜連絡会は、この運動の先頭に立つと同時に底辺を支えてきました。

3 市民の市長をつくる会は、今回の市長選挙での「市民と野党の共同」の候補者擁立を総会方針で決定し、「カジノ反対の市長を誕生させる横浜市民の会」に参加して市民と野党の共同を追及し、候補者選考を進め、立憲民主党が推薦した山中竹春候補の支持を決めました。政策協定については山中竹春候補と「カジノ反対の市長を誕生させる横浜市民の会」代表世話人岡田尚氏との締結を実現しました。

4 市民の市長をつくる会は1978年4月の市長選挙から、2009年を除いて10回にわたって市長候補を擁立し闘ってきました、しかし毎回の選挙で自民党・公明党連合や他の政党会派や勢力などの候補者に苦杯を喫してきました。今回は今までの活動の土台にもとづき、市民と野党の共同候補を擁立してたたかうことができたことで勝利できました。何よりも、「カジノ反対と市民の声を聞く」ことを選挙のスローガンにして闘ったことが、私たちの出発であり目標でした。

5 今後の市政運営は困難が予想されます、市民本位の市政運営ができるように山中竹春市長を応援することを表明し、みなさんの協力を呼びかけます。

2021年8月23日
市民の市長をつくる会